ネコのたくらみ

仕事も恋も人生も、すべて崖っぷち、でも危機感ゼロ。 そんなネコの日常です。

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009/04/07

燈火で見る屏風絵鑑賞会 in 金沢

先日、日帰りで金沢に行ってきた。

金沢には 酒・魚・伝統文化 とネコの大好物が三拍子揃っているので、
以前からことあるたびにおとづれる土地であるが、日帰りとは初めての経験。

というのも、金沢市立中村記念美術館の旧中村邸で行われた
 「燈火で見る」屏風絵鑑賞会
これに参加するためだ。

以前から、金屏風を蝋燭の炎で鑑賞してみたいと希望していたが、
素人には夢なのだろうと半ばあきらめていた。

だって、文化財にでもなろうかという時代物の屏風の近くで火をつけて鑑賞できるなんて
学者でもなければ、価値もわからないままテレビ番組に起用された芸能人くらいだろうと思っていた。

嬉しい・・・絶対行きたい!!と葉書にて応募、みごと(?)当選というわけだ。
(詳しくはこちら

記事にもあるように、鑑賞させていただけたのは下記3つの屏風。

  「波に千鳥図屏風」(桃山時代から江戸初期・作者不詳)
  「祇園祭礼図屏風」(加藤遠沢)
  「虎図屏風」(江戸初期 狩野常信)

蛍光灯の強く白い光で鑑賞することに慣れている我々の目では、
蝋燭がともされてもしばらくは暗くて墨跡などはよく見ることができない。
しかし5分もすると黄色く揺れる炎に照らし出される映像に釘づけになった。

普段通り上からの光線(蛍光灯など)で屏風絵を鑑賞すると、平面で抑揚がなく
金箔のキラキラとした光が強くてひたすら華やかな印象をうけるが、
蝋燭の明かりに照らされた金屏風はやわらかく優しい光として画題を浮かび上がらせる。

波に遊ぶ千鳥の腹に施された胡粉は蝋燭の炎で白くやわらかく羽毛の温かみが生まれている。
千鳥の羽や小さな足が蝋燭のゆらめきとともに動きすら感じる。

祇園祭に賑わう町の様子は蝋燭の光で、まるでざわめいているようだ。
どこか一点に目を置いていると、目の端で子供が飛び出してきたかと錯覚する。

そして、虎。 いつもの光の下では真ん丸な眼の滑稽な表情に思えるが、
その陰影のすばらしいこと。眼はとびだして眼光鋭く、体はがっちりとして猫のように丸い。
体毛はゆらゆらと炎に合わせて呼吸しているようだ。
今で言う、3Dのような、だまし絵のような・・・予想はしていたが予想を超えている。
あちらこちらに虎図があるのもうなずけるな。ひとつの流行のようなものだったのではないだろうか。
面白いので私もひとつ書いてもらおう!みたいな・・・。



好評であったのか、同美術館でも月末にもういちどこのイベントを行っていたようだ。
このような機会があればぜひ参加してほしい。
蝋燭のゆらめく炎に息づく美を是非体感してほしい!

スポンサーサイト

≪ 桜をみあげて・・・ホーム今日のお着物(5.Apr.09) ≫

Comment

美の巡礼者

蝋燭の炎で屏風絵の観賞って素敵過ぎる!目から鱗です。永徳の「洛中洛外図」を蝋燭の炎で見てみたい。
しかしネコさんッ!金沢でのこのような催しをよく探してきたね~(笑)
美の巡礼者と呼ばせていただくよ♪

Re: 美の巡礼者

長女さんにも見せてあげたかった~!
日帰り金沢じゃおいそれとお誘いできませんからね。
しかしながら往復金額を考えても参加してよかったといえますね。
しかし、こんな巡礼者に神のお慈悲はあるかしら・・・

コメントの投稿

管理人にのみ表示する

Track Back

TB URL

Home

 

プロフィール

ネコトモ

Author:ネコトモ
仕事も恋愛も中途半端な立ち位置をKeepしています。

趣味はお稽古ごと。
花嫁準備は万全ながら、なかなか飼い主に巡り合えない
自称、幸せ迷子の仔猫(?)ちゃんです。

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。